 |
食事をする。
カウンターで食べるのが好きだ。
(そう聞いてピンとくる方がいたら嬉しいのだが・・)
なので、偶然にも「こちらへどうぞ」と案内されようものなら内心、小躍りするくらいのうれしさなのだ。
そこで、美しいカウンター越しに料理人の仕事を見ているのが好きなのだ。
無駄が無い動作、洗練された手元に研ぎ澄まされた包丁がピカッ!。
次々とさばかれる食材、その少しの迷いも無く流れていく手元に見入ってしまう。
思いもよらない素材の組み合わせ、自信に満ちた一皿をカウンター越しにさっと出されると、意表を突かれ、うっと息を呑んでしまう。
紛れも無い、心づくしのもてなしの心がその完成された一皿にある。
そして、五感と胃袋が満たされていくのである。
さあ、次はどこのカウンターに座って何が食べられるのか楽しみだ。 |